被災地視察(相馬市)

浜建

2013年11月10日 12:27

K・Tです。8、9日と福島県へ行ってきました。
8日は、浜松から仙台へ行きそこからバスで相馬市へ行きました。
今回は、東日本大震災の被災地を視察する目的です。震災から2年半以上経ちますがまだまだ復旧には程遠い状況です。
相馬市観光協会の方からの説明を受け、防潮堤や道路などのインフラ整備状況を見ました。







震災時、漁協の事務所にいたⅠさんから津波の恐ろしさの体験をお聞きしました。
Ⅰさんは2階建の2階にいて、その建物の屋上へ逃げて助かったそうです。
ちなみにこの建物の壁にあるふたつの穴の左下のあたりまで水がきたそうです。信じられない高さです。





船は200隻近くが流されました。また市内磯部地区では一瞬にして2400棟もの建物が流されました。その瓦礫処理も全体の70%は処分できたようです。



復興も徐々に進んでいます。特に住宅はあちこちで建てられています。仮設住宅です。



災害住宅の「相馬井戸端長屋」台湾赤十字からの義捐金で建てられました。







その隣にはシンガポール赤十字社からの支援を受けてコミュニティーセンターが建てられました。



ただ、市内のアチコチで、建設重機やダンプカーが走り、倉庫や事務所が建てられていますが、肝心の住民の姿はあまり見かけません。
震災では458人の市民の方がなくなり、5584棟もの建物が被害を受けました。それらはまだ全く手がついていない状況です。
また相馬市は、福島第一原発の影響も受けています。隣の南相馬市から避難されている方もいらっしゃるようでう。
大地震はいつくるか全くわかりませんが、それに備えた備蓄と非難訓練は私たちの命を守る大切なことだと思います。

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